

宜野湾市伊佐にある内科・循環器内科・人工透析のクリニックです。

アレルギー外来
アレルギー外来とは

アレルギー外来では、アレルギー性鼻炎(花粉症・通年性鼻炎)、アレルギー性結膜炎、じんましん、食物アレルギー、アナフィラキシーなど、さまざまなアレルギー疾患の診断と治療を行います。
「くしゃみや鼻水が止まらない」「目がかゆい」「特定の食べ物で体調が悪くなる」といった方は、アレルギー外来の対象です。
日本人のおよそ2人に1人がアレルギー性鼻炎をもつといわれており、適切な検査と治療を受けることで、日常生活の質を大きく改善できます。沖縄県は本土と異なりスギ花粉が少ない一方、気候の特性からダニ(ハウスダスト)によるアレルギー性鼻炎が非常に多い地域です。
当院では、血液検査によるアレルゲンの特定から、内服薬・点鼻薬・点眼薬による症状のコントロール、さらに体質改善を目指す舌下免疫療法(ミティキュア)、アナフィラキシーに備えるエピペン・ネフィーの処方まで、幅広く対応しております。
●対応している疾患
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アレルギー性鼻炎(通年性・季節性)
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アレルギー性結膜炎(目のかゆみ・充血・涙目)
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じんましん
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食物アレルギー
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アナフィラキシー(既往のある方・リスクの高い方の備え)
●検査・治療の内容
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アレルギー検査(View39、非特異的IgEなど)※症状がない方は自費で検査可能です。
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アレルギー性鼻炎に対する内服・点鼻薬、アレルギー性結膜炎に対する内服・点眼薬
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ダニアレルギーに対する舌下免疫療法(ミティキュア)
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アナフィラキシーに対するアドレナリン処方(エピペン・ネフィー)
※重症のアレルギー疾患に関しては総合病院などと連携のうえ対応いたします。
アレルギー検査
●検査の目的
アレルギー症状の原因となっている物質(アレルゲン)を特定することで、生活環境の改善や効果的な治療につなげることができます。
※検査結果とアレルギー症状が一致しないことがあります。
※症状がない方は自費で検査を行うことが可能です(約20000円程度)。
●検査方法
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View39(ビュー39)
一度の少量の採血で、主要なアレルゲン39項目(ダニ、ハウスダスト、ペット、カビ、花粉、卵、牛乳、小麦、甲殻類、果物など)をまとめて調べる検査です。原因が特定できない方や、複数のアレルギーが疑われる方に有用です。
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非特異的IgE(総IgE)
アレルギー体質の有無を大まかに判定する検査です。上記の検査と併せて行うことが一般的です。
結果は外注のため、約1週間で判明します。後日、結果説明のためにご来院いただきます。
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特異的IgE検査(個別項目)
症状や生活環境から原因が推定できる場合、必要なアレルゲンを個別に選んで調べます。
参考:View39で検査可能な項目

アレルギー性鼻炎・結膜炎の治療
●アレルギー性鼻炎
くしゃみ・鼻水・鼻づまりが主な症状です。ダニやハウスダストが原因の「通年性」と、花粉が原因の「季節性」に分けられます。治療は症状の重さに合わせて、以下の薬剤を組み合わせて行います。
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第二世代抗ヒスタミン薬(眠気の少ない内服薬)
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ロイコトリエン受容体拮抗薬(鼻づまりに有効)
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鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)
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重症例での生物学的製剤(ゾレアなど)
●アレルギー性結膜炎
目のかゆみ・充血・涙目・目やになどが主な症状です。アレルギー性鼻炎の方の多くが眼症状も併発します。
治療は以下の点眼薬を中心に行います。ステロイド点眼薬は当院では処方しません。
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抗アレルギー点眼薬(アレジオンLXなど)
※強い症状、視力低下や強い眼痛がある場合は眼科の受診を勧めます。
舌下免疫療法(ミティキュア)
●舌下免疫療法とは
通年性アレルギー性鼻炎はダニやダニの死骸などのハウスダストが原因とされており、ダニ抗原を用いた減感作療法(アレルゲンを徐々に暴露することでアレルギーを根本から治す治療)を行うことで症状が改善したり、抗アレルギー薬が不要になる可能性があります。
減感作療法には皮膚にアレルゲンを注射する皮下免疫療法、舌下にアレルゲンを投与する舌下免疫療法があります。
ミティキュアはダニアレルギーに対する舌下免疫療法の治療薬で、少量ずつ毎日舌の下に投与し、体をアレルゲンに慣らしていくことで、症状の根本的な改善を目指す治療法です。
沖縄ではスギ花粉症が少なく、ダニアレルギーの方が圧倒的に多いため、ミティキュアは沖縄にお住まいの方でアレルギー性鼻炎にお困りの方は効果が期待できる免疫療法となります。
●治療の効果
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鼻炎症状の改善
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抗アレルギー薬の減量・中止
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治療終了後も効果が持続することが期待される
●対象となる方
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5歳以上65歳未満の方
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ダニアレルギーと診断された方(事前の血液検査が必要)
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毎日服用が可能な方(3年以上続けることが勧められています)
※気管支喘息が不安定な方、重度の心疾患・自己免疫疾患・悪性腫瘍をお持ちの方、妊娠中・授乳中の方は対象外となる場合があります。
●治療の流れ
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診察・問診でアレルギー症状を確認します。
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血液検査でダニアレルギーを確認します(既に検査済みの方は結果をご持参ください)。
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確認後、ミティキュアを最初の1週間は開始量(3300JAU)、その後は維持量(10000JAU)を処方します。
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初回投与は院内で実施し、30分間の経過観察を行います(アナフィラキシーの確認のため)。
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2日目以降はご自宅で毎日1回服用を続けます。
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初回から1週間後に再診、以後は4週間ごとの通院で処方を継続します。
●費用
保険診療:3割負担の場合、月あたり約2,000〜3,000円程度(診察料+薬剤料)
年間で約30,000〜36,000円。3〜5年間の継続が推奨されます。お子様の場合は、こども医療費助成制度が利用可能です。
参考:ミティキュアの治療の流れ

ネフィー・エピペン
(アナフィラキシー補助治療薬)


ネフィーとエピペン
●アナフィラキシーとは
食物、ハチ毒、薬剤などが原因で起こる全身性の重いアレルギー反応です。じんましん、呼吸困難、血圧低下、意識障害などが急激に進行し、命に関わる場合があります。
このようなときに、迅速にアドレナリンを投与することが救命の第一選択となります。
ネフィー・エピペンは患者さん自身が携帯することで早期に対応することが出来ます。
※本剤はあくまで補助治療薬であり、あくまで救急搬送までの応急処置という位置づけです。
●ネフィー点鼻液
(アドレナリン点鼻スプレー)
2026年2月に発売された、日本初の点鼻タイプのアドレナリン製剤です。針を使わず鼻にスプレーするだけで、エピペンと同等の血中濃度が得られることが臨床試験で確認されています。これまではエピペンという携帯可能な注射製剤のみでしたが、点鼻薬が登場し、緊急時の投与のハードルが下がると言われています。
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「注射が怖い」「針が苦手」という方に有用
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アナフィラキシー既往のある方・リスクの高い方に処方
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エピペンは1年の使用期限だが、ネフィーは2年の使用期限。
保険診療:3割負担の場合、約7,500円程度(有効期限は約2年)
●エピペン
(アドレナリン自己注射)
太ももに注射するペン型の自己注射薬です。服の上からでも使用可能で、2003年から国内で使用されてきました。
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アナフィラキシー既往のある方・リスクの高い方に処方
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1年ごとに更新の処方が必要。
保険診療:3割負担の場合、約3,000円程度(有効期限は約1年)
●当院の体制
当院の医師は、エピペンおよびネフィーの処方医師登録を完了しております。処方の際には、使用方法・注意事項について十分にご説明し、トレーナー(練習用デモ機)を用いた訓練も行います。
●このような方はご相談ください
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食物アレルギーで強い症状を起こしたことがある
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ハチに刺されてアナフィラキシーを起こしたことがある
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原因不明のじんましん・呼吸困難を経験した
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お子様のアレルギーで、外出先での発作が心配
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すでにネフィー・エピペンを処方されており、期限更新が必要
受診の方法
●受診の方法
初診の方はLINE・WEB予約の際に「一般外来」でご予約ください。
その後、WEB問診の中の受診目的で「アレルギー外来」をお選びください。 もちろんお電話での予約も可能です。
また定期受診で通われている方は、受診の際にスタッフ・医師に相談してください。
●受診後の流れ
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まずは問診・診察で症状を伺います。
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必要に応じてアレルギー検査(View39など)を実施します。
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結果説明後、治療方針を決定します(内服薬・点鼻薬・点眼薬・舌下免疫療法など)。
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舌下免疫療法を開始する場合は、初回投与は院内で経過観察を行います。
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エピペン・ネフィーを処方する場合は、使用方法の指導と同意書の記入を行います。
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治療開始後は、症状と治療効果を確認しながら定期的に通院していただきます。

